2013年05月09日

タイガー勉強会レポート「子どもたちを守る法律を学ぼう!」

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昨日はタイガーマスク基金勉強会「リーガル・タイガーからの提言~子どもたちの権利を守り、自立を助ける法制度とは?」でした。

今回のテーマは法律。 社会的養護し下にある子どもの権利を守る・自立尾助ける法律とは?最も弱く声を挙げられないでいる子どもを守るために必要な制度とは何かについて学びました。

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まずはテーマ1「未成年後見制度の現状と課題」について。タイガー会員で司法書士の河内さんにレクチャーいただきました。

本来、親権で守られていない子どもたちを守る制度であるはずが、遺産分割協議などにおいて親権者がいないために使われている歪んだ現状。児童養護施設を出た子どもたちが親権者や後見人がいない状態で社会に出ざるを得ない現状について。

未成年者が故意・過失により生じた損害を賠償する責任が未成年後見人に生じるため「なり手の不足」が課題。そこは「保険制度」を充実させることにより、なり手の問題を解決できるのではないか、という話でした。

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続いてテーマ2「子どもの手続代理人制度と児童虐待」については、これまたタイガーの会員で弁護士の鈴木さんからレクチャー。平成25年1月1日に施行された「家事事件手続法」において「子どもの手続代理人制度」が新設。その制度の概要と児童虐待事案への活用についてお話されました。

お二人ともがおっしゃってたことで印象的だったのが「法律や制度だけが整っていても防げないことはある。そこは市民ひとりひとり、さまざまな立場の方がこうした問題に関心を持って欲しいし、そうなれば法律はさらに活きる」ということ。また法律と言えど「不備はある」ので改善・改定について「声を挙げていく」ことが重要だ、ということです。

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タイガー勉強会でおなじみのグループトーク開始。

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学んだ後のそれぞれの思いを語る。勉強だけじゃない、繋がって共感して一緒に子どもたちを守る、世界を変えていく仲間のネットワークとして繋がって行って欲しいものです。

<参加者アンケートより>
・非常に勉強になりました。

・法律の話は専門用語が多くて分かりにくいのではと思っていたが、講師のお二人の話はとても分かりやすく理解がすすみました。

・まだまだ知らないことばかりだが、行動に移すためのエネルギーとなる勉強会はとても有意義です。

・非常に分かりやすかったです。ありがとうございました。

・様々な立場の方からお話を聞いて大変勉強になりました。

・知ったことを身近な人に伝えます。小さなことからコツコツと。

・現場職員として改めて学ぶことが出来て良かった。

・自分の全然知らなかった子どもたちの実状を少し垣間見れたような気がします。

・新しい知見が得られました。ありがとうございました。

・専門家の先生方からの講義はとても勉強になりました。

・大人の話し合いを聞けて楽しかったです。(10代・男性)

・新しい法制度について理解できたと思います。

・NPOの方々の実際のお話も聞くことができて良い機会を頂きました。

・自身が関わっている児童の未成年後見の準備を始めており、課題も含め、具体的に行えることなども分かりました。

・ボランティアではできないこともありますので、助成の幅を広げることにも尽力していきたいと思いました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
★次回、勉強会は6/20(木)に開催予定です!!

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2013年04月27日

児童相談所へ行く前にできること~タイガー勉強会#8レポート

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昨日はタイガーマスク基金の勉強会。今回のテーマは「虐待の家庭的背景と地域での子育て支援」でした。

参加者は60名を超え、過去最高を記録。男:女比は54:46でした。

参加された方は一般の会社員、小さい子を育児中の母親、学生、助産師、保育士、デザイナー、カメラマン、行政書士、児童養護施設、子ども家庭支援センターの職員など今回も多様なメンバーが集い、これがタイガー勉強会の特徴でもあります。

スピーカーはまず厚生労働省から児童福祉専門官の川松亮さん。
国の方針というわけでなく、かつて都の児童相談所でも勤務されていた経験から「現場で感じたこと」、現場にいた者だからこそ気づいた「考えなければいけないこと」を中心にお話いただきました。

①子ども虐待の現状

②子どもの虐待を視る視点について(虐待の背景として多くみられる家族の情況)

③子どもの虐待と貧困・社会的孤立との相関関係(複合的困難の存在、社会的孤立、地域における社会資源の不足、子どもの学習、文化的環境の乏しさ、「非行」などの課題を抱える子どもたちの実像)

④対策として必要なこと(貧困に対する社会的施策の充実、親子を援助する地域の社会資源を豊富化する必要性、子どもの学習の保障・社会的経験の充足、子どもの発達に対する適切なケアー、教育と福祉・保健と福祉の連携、精神障がいに対するケアー充実)

など。そして最後に「つながりの貧困から、つながりの回復へ」というテーマで、地域や福祉関係者の連携を強く訴えていました。

小地域エリアの中で気軽に立ち寄れる子育て支援の拠点やネットワークづくりこそが大事。つながりにくい人への働きかけ「おせっかい」こそが虐待を未然に防ぐことになる。また支援者も希望を語り合えるような場が必要だ、強調されていました。

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そして第2部は、この3月に公務員(宮崎県庁)を辞めて「児童虐待防止」を訴えて、5月5日から日本一周マラソンに挑む甲斐英幸さんが登壇。宮崎からわざわざお越しいただきました。

甲斐さんも児童養護の最前線で働かれていた経験から、いかに今の日本には「子どもを守るシステムが弱いか」ということをしきりに訴えていました。

でもそれを変えるには児童相談所や施設だけでなく、一般の人たちに子ども虐待という恐ろしい現実を知ってもらいたいと考え「耳目を引くために、日本一周マラソンにチャレンジするのだ」、というアピールしていました。

聞いている参加者も、甲斐さんのロックな迫力と迸る情熱に感じることが多かった様子でしたひらめき

★甲斐さんのチャレンジに関する詳細はこちらをご覧ください⇒ http://tigermask-fund.seesaa.net/article/354372061.html

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その後は恒例のグループトーク。

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昨夜は人数が多かったので6チームに分かれて話し合いました。

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「それぞれの思い」や支援へのアクションプランを語っていただきました。


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懇親会にて。勉強会で集まった甲斐さんへのカンパ(支援金)を手渡しました手(チョキ)

<参加者の皆さんからの感想コメント>

・とても興味深い話が聞けてよかった。参加して良かった。

・支援者支援の必要性も感じた

・色々な場所で坂座真奈方々が、子どもたちについて、家族について真剣に考えていることを知り、自分のモチベーションを上げることができた。

・川松さんのお話がとても分かりやすかった。調査結果に基づく報告は勉強になりました。

・講師のお話が大変参考になり、刺激になりました。

・地域密着の活動を行っている活動を上手に使い、更なる「おせっかい」を推進したい。

・地域の行政や子育て支援団体、商店街などと「連携」していくことで、子育てに悩んでいる親を支援していきたい。

・現場で働く方の生のご意見を伺う貴重な時間となった。

・少しですが、自分がどこで関われるか、具体的に思い描く機会となりました。

・地域の「おせっかいおばさん」になり、増殖させたいです。

・虐待の背景、つながりの大切さがよく分かりました。

・甲斐さんの「マラソンと虐待って何の関係があるの?、それでいいんです。」という言葉が心に残った。何より知ることが大事。

・もっと私のような普通の会社員、主婦が参加するようになると良いと思います。地域の一員として動かなければならないのは私たちですから。

・講師のお二人の自身の仕事を通して、この課題への思いが伝わってきて、課題の深刻さが分かった。

・グループセッションでの話し合いもとても良かった。

・大変面白かった。甲斐さんのロックな生き方に感動した。「10年後もこのままでは変わらない」という言葉にドキッとしました。しびれました。

・「連携」ということの大切さを強く感じた。

・様々なアプローチで自分たちの出来ることをしていくことが大切なのだと思った。

・切羽つまった状況を切実に感じた。

・人とうまく接することができるかどうかがカギになると感じた。

・大変勉強になった。地域の希薄化を如実に感じ、なんとかしたいと思っています。

・正直なところ、児童福祉の問題は根深く、悲観的にとらえていたこともあったが、できることはあると分かったので、何かしらの形で関わっていければと思った。

・10代である次世代の自分たちも希望が持てる社会になればよいなと思います。

・沢山の方が参加していてびっくりした。男性の数も多く、とても素晴らしいことだと思いました。

・地域が支えていくこと、友人とのつながりが重要だということが理解でき、支援できる点があるそうだと感じさせられた。

・甲斐さんのアツイ思い・実行力、ステキだと思いました。

・甲斐さんの熱い想いに感動した。

・民間でできることをカタチにしていこうと思います。またよろしくお願いします。

・大変示唆に富んだ内容だった。

・甲斐さんに頑張ってほしい。

・国や自治体のしくみを整えなくてはムズカシイということは常々思っているが、実際そこに頼るのは、コストや人員配置の問題から難しいのでは?と思うため、そこをまかなうことができるようなNPOなどの社会貢献の形で考えたいので、補助金などについて考えたいと思った。

・児童相談所へ行く前に、地域で気付き、救える社会にならないと。

・自分が思っていた実態よりも根深いものであると感じた。

・現場に携わってこられた方々の生の声で知らせていただき本当に勉強になった。社内にも広く配信させていただきます。

・信念を持っている人の話はすごく心に響きます。淡々と話されているのにこみあげてくるものがありました。

・「知っているつもり」が一番よくないと改めて思った。

・今回はセンセーショナルな話題があったわけではないが、現場のリアルを知っている人の話は積極的に聞くべきだし、聞くための場を増やす必要があるなと思いました。ありがとうございました。

・つながりの回復へ。普段の生活の中でやれることをやっていきたいと思う。

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2013年04月26日

勉強会#9「リーガル・タイガーからの提言~子どもたちの権利を守り、自立を助ける法制度とは?」

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毎度、講師だけでなく参加者の温度も高く好評のタイガーマスク基金・勉強会。

次回#9の企画が固まりしたので下記にお知らせします!
今度は「法律」がテーマ。社会的養護し下にある子どもの権利を守る・自立尾助ける法律とは?最も弱く声を挙げられないでいる子どもを守るために必要な制度とは?

法律…むずかしく考えがちですが、今回はタイガーマスク基金会員の若手の行政書士と弁護士がやさしく分かりやすくレクチャーをしてくれますので、どうぞお気軽に参加ください!

★タイガーマスク基金勉強会#9
「リーガル・タイガーからの提言~子どもたちの権利を守り、自立を助ける法制度とは?」
http://www.tigermask-fund.jp/seminar.html

タイガーマスク基金の事業の一つに、「社会的養護の拡充に寄与する法制度の改善」があります。 次回の勉強会では、施設で暮らす子どもたちの利益を守るために必要な法制度について、司法書士と弁護士の二人の専門家から課題と改善点についてお話を伺い、法制度の改定や活用について学びます。 施設職員の方や里親さん、もちろん一般の方の個人参加も大歓迎です。お早目にお申し込みください。

プログラム(予定):
◆テーマ1「未成年後見制度の現状と課題」
本来、親権で守られていない子どもたちを守る制度であるはずが、遺産分割協議などにおいて親権者がいないために使われている歪んだ現状や、児童養護施設を出た子どもたちが親権者や後見人がいない状態で社会に出ざるを得ない現状について勉強します。未成年者が故意・過失により生じた損害を賠償する責任が未成年後見人に生じるため「なり手の不足」が課題ですが、「保険制度」を充実させることにより、なり手の問題を解決できるのではないかという論点から分かりやすく解説いただきます。

<講師プロフィール:河内 謙治さん(司法書士)> (写真右)
調布市「堀部・河内司法書士事務所」に所属。現在、東京青年司法書士協議会副会長。
全国青年司法書士協議会原発事故被害対応委員会幹事。平成24年度から東京の児童養護施設で法律教室を開講。「契約」について子どもたちにレクチャーしている。東京司法書士会では被災地の岩手県沿岸の大槌町、山田町、陸前高田市の仮設住宅にて巡回相談を担当。

◆テーマ2「子どもの手続代理人制度と児童虐待」
平成25年1月1日に施行された「家事事件手続法」において「子どもの手続代理人制度」が新設されました。その制度の概要と児童虐待事案への活用について勉強します。

<講師プロフィール:鈴木 俊さん(弁護士)> (写真左)
弁護士法人クレア法律事務所所属。現在、東京弁護士会の男女共同参画推進本部委員。
共著書に「最新判例からみる民事訴訟の実務」、「民事訴訟代理人の実務Ⅱ、Ⅲ」(いずれも青林書院)など。 2児の父親。

・日時: 2013年5月8日(水) 18:30~20:30(18:15受付開始)

・会場: さわかみ投信株式会社様 会議室  東京都千代田区紀尾井町6-12紀尾井町福田家ビル2階

・参加費: 500円(資料代) ※タイガーマスク基金「賛助会員」は無料!

・定員:60名(先着申込順)

・申込方法: 件名を「5/8タイガー勉強会参加希望」とし、①お名前、②ご所属、③日中の連絡先を明記の上、info@tigermask-fund.jpまで、メールにてお申込みください。

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グループディスカッションもあります。どうぞネットワーキングの場に!

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2013年04月07日

ロックなおじさんの人生をかけたロングランを応援します!

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ロックなおじさんを紹介します。

甲斐英幸さん(56)。この3月に公務員(宮崎県庁)を辞めて「児童虐待防止」を訴えて、5月5日から日本一周マラソンに挑む宮崎のタイガーマスクですぴかぴか(新しい)

今回のチャレンジを知り連絡を取ったところ、先日タイガー事務局に来てくれて意気投合。「勝手に応援団長やらせてもらいますよ!」とガッチリ握手しました!

★甲斐さんのチャレンジに関する記事が朝日新聞にも掲載⇒ http://p.tl/nH9p

そこで皆さんにも支援をお願いしたいんです。

日本一周ランは半年かけて行うそうで、その旅費(宿泊費や伴走する奥様のクルマのガソリン代)はかさみ、かなりの金額です。

そこで、Just Givingで「応援の寄付受付ページ」を立ち上げました!

http://justgiving.jp/c/8816

こちらに集まった寄付金はタイガーマスク基金へ。そして甲斐さんのチャレンジを経済支援し、そして甲斐さんがランで立ち寄る市町村での「虐待防止をテーマにした勉強会」の開催コストに回したいと考えています。

タイガーマスク基金は児童養護施設の子どもたちの自立支援だけでなく、その原因となる児童虐待の根絶にも事業目標を掲げています。

虐待による死亡事例は年間50件を超え、1週間に1人の子どもが命を落としています。児童相談所における児童虐待相談対応件数は20年で約50倍にもなっています。

甲斐さんはそんな情況を現場で視ているうちに「一人でも虐待で苦しむ子どもを救いたい!」と、自らの職を辞して「STOP!児童虐待」というメッセージを掲げロングランの旅に出ます手(グー)

そして、甲斐さんがランで立ち寄る市町村で児童虐待防止をテーマにした「タイガー勉強会」を開催していただけるNPOや行政があれば、タイガー事務局( info@tigermask-fund.jp )までご連絡ください!!

また甲斐さんに直接会いたい方は、4/26に東京で開催のタイガーマスク勉強会にお越しください。甲斐さんもトークセッションで登壇いたしますのでご紹介します。

※甲斐さんのチャレンジに対するメディア取材映画も絶賛受付中です。

【甲斐英幸さんの紹介】
NPO法人子ども虐待防止みやざきの会会長 http://www.nurs.or.jp/~miyazaki/
NPO法人日本子どもの虐待防止民間ネットワーク理事
宮崎県庁でも児童福祉や生活保護に長く携わり、虐待防止や子どもの権利擁護などの講演や学習会を数多く務めてきた、今回チャレンジのために2013年3月をもって早期退職。

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【マラソンの行程】(予定)
5月5日こどもの日に宮崎県庁前をスタートし、年内に全行程7000キロを走破する計画。九州を北上し福岡⇒山陰⇒北陸を1か月で走破。さらに北上し青森から北海道(函館)へ。その後、岩手に入り盛岡⇒仙台⇒山形⇒福島へも。8月には関東入り。茨城⇒栃木⇒群馬を経て信州へ。長野から山梨⇒さいたま⇒千葉⇒東京⇒横浜⇒静岡⇒名古屋へ。岐阜⇒三重⇒和歌山にも往きます。その後は、奈良⇒滋賀⇒京都⇒大阪⇒神戸。そして明石から徳島へ。高知⇒松山⇒高松。岡山⇒倉敷⇒倉敷⇒広島⇒山口へ。そして九州に戻り、大分⇒佐賀⇒長崎⇒熊本⇒鹿児島。そして12月27日に宮崎ゴール!モータースポーツという行程です。



ラベル:児童虐待
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2013年04月01日

タイガー自販機、第2号が愛知で設置!

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タイガーマスク基金の募金付き自動販売機第2号が、3/28に設置されました!

場所は愛知県にある雛人形・五月人形の専門店、吉浜人形さん前(写真:愛知県高浜市屋敷町1-5-14)。

目立ちますねえ。吉浜人形さん、ありがとうございます!!! (※吉浜人形のHPにもリリース掲載

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早速、翌日の朝日新聞(名古屋版)にも設置のニュースが記事で掲載に手(チョキ)

ひらめき
サントリーとタイガーマスク基金で制作した「募金付き自販機」。第1号は岐阜県のジーアップさん。そして吉浜人形さん。いい流れが出来てきました!東海地区だけでなく全国に拡がって欲しいですね。

タイガーマスク基金では、オーナーさんを募集中です!初期コストは一切かかりません。自販機を置く場所だけご提供ください(商品補充などはサントリーが行います)。自販機を置くだけで児童養護施設等の子どもたちの自立を応援することができ、企業のCSR活動としてアピールにもなります!

関心ある方には資料(設置までの流れ)を送りますので、info@tigermask-fund.jp までメールでお問い合わせください。よろしくお願いしますexclamation×2

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2013年03月08日

タイガー自販機、第1号設置!

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今日は岐阜県多治見市へ新幹線

タイガーマスク基金×サントリーでスタートした「寄付対応型自動販売機」。

設置第1号は多治見市でWEBシステムやスマートフォンアプリを開発している中小企業のジーアップさん。

タイガーマスク基金の事業理念に共感してくれて設置を即決してくれました!
そして本日、自販機が設置されるときいて東京から駆けつけました!(写真上の左側がジーアップ社長の柴田さん。2児のいる素敵なパパです)

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さっそく1本買ってみました!ジュース買うのにこんなに興奮したのは初めてです(^^)

また今日は設置に合わせ、勉強会も開催。

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「タイガーマスク基金勉強会in岐阜~ランドセルだけじゃない!社会的養護の現状と課題」

岐阜や愛知から約30名の方が参加してくれました。

「児童養護施設のことは知っていたけど、社会的養護全般のこと、その他の施設は知らなかった」
「施設で暮す子どものうち虐待を受けた子がこんなにいるとは知らなかった」
「自分にできる支援を考えていきたい」

などの感想をいただきました。

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持参したタイガー衛生マスクも完売し、ありがとうございました!

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勉強会終了後、参加者も自販機でジュースやお茶を買って行ってくれましたexclamation×2

広がるといいなあぴかぴか(新しい)


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2013年03月06日

緊急シンポジウム「体罰のない子育て、教育、実現に向けて」

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昨日は大正大学で開催の緊急シンポジウム「体罰のない子育て、教育、実現に向けて」に参加しました。

児童虐待やDVの根絶を目指すタイガーマスク基金もイベントを後援。NHKも取材に来てました映画

基調講演は、NPO法人ホームスタートジャパン代表 西郷泰之氏(大正大学人間学部教授)が「糾弾と犯人探しから、具体的・包括的アプローチへ」。大学でもポジティブディシプリンを学生にも教えてるとのこと。

続いてNPO法人子どもすこやかサポートネット副代表で弁護士の森 保道さんが、体罰の問題性(子どもへの悪影響)や日本の法律・取組の脆弱性について説明。勉強になるな(だいたいの資料は子どもすこやかサポートネットのHPにあります)

そして3部は、タイガーマスク基金理事の高祖(写真)が児童虐待の現状と課題解決の糸口についてプレゼン。

昨年、取材したスウェーデンの体罰禁止への道のりと、「躾けるのに“叩く”という選択肢はない」が主流の現役子育て世代のスウェーデン'sパパママの意見やライフスタイルも紹介しました。

子どもに対する暴力防止の課題解決策として、親への「“叩かない”“叩かなくてもうまくいく”子育ての情報提供が重要」と強調しました。

スウェーデンも30年かかったそうだけど、日本も早くこの流れをつくらないといけません。
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2013年02月22日

岐阜で勉強会やります!

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サントリーとのコラボで生まれた「タイガーマスク基金・寄付対応型自動販売機」。
右斜め下

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設置第1号は 岐阜県多治見市の企業ジーアップさんですひらめき

「設置日(3/8)に、行きますよ!」と社長に伝えたら、
「安藤さん来てくれるなら、勉強会もやりましょうよ!」ということになり、併せ勉強会を開催してくれることになりました!

岐阜での勉強会は初ですが、ぜひ多くの人に聴いてもらいたいので関心ある方はお申込くださいexclamation×2

★タイガーマスク基金勉強会in岐阜 
「ランドセルだけじゃない!児童養護施設の現状と問題点」


・講師:安藤哲也(NPO法人タイガーマスク基金代表理事)
・日時:2013年3月8日(金) 17:00~18:00
・場所:有限会社ジーアップ 研修室
・参加費:無料
・定員:30名

・お申込、お問い合わせ:有限会社ジーアップ TEL: 0572-20-1205 info@g-up.com
Facebookのイベントページからも申し込めます!


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2013年02月21日

中小企業の社長もタイガーに!

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昨日は東京中小企業家同友会の例会で講演しました(40分)。

社会的養護の情況、その多くの原因になっている児童虐待の現状と課題&タイガーマスク基金の取組みについて中小企業の社長さんなど40名に向けトークしました。

「知らなかった」「こういう子どもたちのために企業が何ができるか考えていきたい」「虐待は自分の家庭あるいは周囲でいつ起きてもおかしくない、とうことが分かった」などの感想をいただきました。

中小企業の社長さんにはタイガーの【募金対応型自動販売機】もPR。「設置の初期コストはかからず場所を貸してもらうだけで、児童養護施設の子どもたちを支援できます!」とアピール。設置してくれるといいなあ。

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僕に続き第2部は、施設出身の若者を主に就労支援する㈱フェアスタート代表の永岡鉄平氏が「〝かわいそう〟から〝もったいない〟へ。我が社に生かす人材術」と題して講演(写真)。社長たちも採用事例などを熱心に聴いていました。支援の実践として施設出身の若者を積極雇用していって欲しいものです。

このセミナーを企画してくれたのはタイガーマスク基金のロールモデルインタビューにも出てもらっている㈱セスナ代表取締役の清水孝弘さん。清水さん(写真中)は、大阪の児童養護施設出身で現在は仕事で活躍し企業の社長に。セスナでは既にフェアスタートからの紹介で3名の施設出身者を採用しています。(清水さん、貴重な機会をありがとうございました!)

でもこのセミナーモデルはいいかもしれない。

受講者が経営者なので、施設の子どもたちの雇用支援と共にNPO法人会員へのお誘いもできるし、虐待など現代の子育てに関する課題を話す中で、企業のワークライフバランス推進、働き方の改革もアピールできる。それが子どもがいる従業員の家庭がハッピーになり(生産性もあがり)、虐待の予防になっていくわけだからね。

うん、今後はフェアスタート代表とセットで全国の同友会やJCを行脚するかな。



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2013年02月14日

微笑みの咲く場所~子どもシェルター

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昨日は東京で7回目のタイガーマスク基金勉強会でした。

朝、雪が降り風も強かったので集客が心配でしたが、キャンセルは1名のみで当日参加も含め44名が集まりました。今回もスーツ姿の男性や当事者(かつて施設で暮していた方)も来てくれました。

テーマは、「子どもシェルター~今夜帰る場所がない子どもたちがいることをご存じですか?」

1部では、子どもたちが緊急に逃げ込むための子どもシェルター『カリヨン子どもの家』を運営する社会福祉法人カリヨン子どもセンターから理事長で弁護士の坪井節子先生をお迎えして、子どもたちが抱える様々な問題や取り巻く現状、シェルター活動の今後の課題についてお話しいただきました。

坪井先生のトーク・講話はリアリティを迫力を伴い、参加者はみな釘付けになっていました。

十数年まえに弁護士としての子ども人権救済活動の現場から見えてきたもの。「子どもの人権とは何か?」を突き詰めて考え、そこから「子どものシェルターが欲しい!」という夢を抱き、それが数年後多くの人の支援・協力(スクラム)によって実現していった過程の話は、圧巻でした(ロックです!)。

また会場には「子どもシェルター」の存在について「初めて聴いた」人も多く、福祉の網(制度)からこぼれ落ちてしまう子どもたちの存在(18歳で社会に出される、子ども達が退所後に抱える問題、また施設が満杯で本来、保護されるべき子が利用出来ていない問題など…)、さらに裕福な家庭で起きている「教育虐待」などは自分の家でも起こる可能性があるのでは?という想像力を、参加者は持ち得たと思います。

また先生は今後の課題として、

①子どもシェルター全国ネットワークの展開(まだ全国で8箇所しかない)
②ハーフウェイホームの設立(就学も就労もできず、入院もできない子どもたちがゆっくり育つ場所)
③少年院を仮退院し、家庭に戻れない子どもへの対応


を挙げられていました。どれも問題意識の共有と、より多くの人の支援と協力が必要でしょう。

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それを受けて第2部では恒例のグループトーク。3班に分かれてそれぞれ感想やこのテーマに関して「自分が何が出来るのか」について発言・話し合っていただきました。

僕は、先生のお話に出てきた(ご著書『子どもたちに寄り添う』にも登場する)、かつて問題を抱えていた16歳の女性が坪井先生に出会い、「信頼できる大人がいるんだ」「私は生きていていいんだ」と、再生して笑顔になっていく姿を想像して、「タイガーマスク基金の仲間たちで、子どもシェルターができないかなあ」と、ぼんやり考えていました。

言うは易し!であるならこれから勉強しネットワークを広げていかなければならないと思うけど、とりあえず言い続けようかな。

「微笑みが咲く場所、子どもシェルターを一緒に創りませんか?」と。

ひらめき
<勉強会・参加者アンケート:感想>

・現場の話を全く知らなかったので、圧倒されました。

・みなさん本当に熱心に語られ、すごく心に響く勉強会だと思った。

・「大人同士がスクラムを組むこと」が印象に残りました。

・初めての参加ですが来てよかったです。

・カリヨンの活動は以前から知っており、話をききたいと思っていた。

・現実を知り、勉強になるとともに、坪井さんの突破力あふれるお話に元気をいただきました。

・いろんな方が、いろんな思いを持っている・・・それがわかるグループディスカッションでした。

・これからもがんばってください。

・初めて参加しましたが、とても良かったです。ありがとうございました!

・坪井先生のお話、大変参考になりました。

・初参加ですが、とても有意義な一日でした。ありがとうございました。

・簡単に感想が書けないくらいの重いものも受け取ったけど、でも善意の大人たちが連携していくことの希望にも出会えました。

・とても充実していた内容でした。感謝します。

・貴重な場をありがとうございます。

・参加させていただきとてもよかったです。

・個人的に中高生の女の子の問題に心を寄せているので、お話に胸が詰まり、グループディスカッションの際に、色々な子の顔が浮かび泣いてしまいご迷惑をかけました。

・子どもたちが、シェルターがあることを知らなかったり、過去の経験からそういう所へ繋がりたがらない現実に、大人の様々な形での受け手が必要と感じています。

・私もたった一人でも信じてくれる大人、愛情を注いでくれる大人がいたら、それを頼りに生きていけると信じています。

・坪井先生の情熱と温かさに励まされました。もっと、じっくりお話を伺いたかったです。

・埼玉在住なので、埼玉シェルターの設立の動きに注目していきたいです。

・こどもが一対一でおとなが遊ぶ場、楽しい場を大切につくっておられる坪井先生たちの取り組みも印象に残りました。

・以前児童養護施設の職員の方が言った「ここや保護所へ繋がった子どもはまだいい。外にはどこにも繋がれない、すぐにでも助けなければならない子ども達がまだいるんです」という言葉を思い出した。

・坪井先生の子ども達の命を守りたいたいという情熱と、あなたにどこまでも寄り添うという温かさと大きな愛に、圧倒され励まされた。

・話に出てきた子ども達の現状は厳しいものではあったけれど、子ども達が駆け込める場所が広がっていく事に嬉しく思う。

・子どものシェルターが必要な社会であることが現実だ。

・自分と繋がった子ども達とは待ちの姿勢でこれからも繋がっていこうと思う。

・熱意のある皆さんと時間を共有でき、有意義な時間でした。

・講演もグループトークも、ほんとに心に刺さるし、考えさせられる。

・募金付きマスク購入させていただきました♪

・虐待を受けた子どもたちの厳しい現実とともに、虐待の連鎖を断てる可能性も見えた気がします。

<参加者アンケート:今後取り上げて欲しい内容や講師についての要望>

・社会的養護が必要な子どもへの心理的援助のあり方について。

・地域で子どもの居場所を運営している方のお話をききたい。

・自立援助ホームや支援を行っている団体の方のお話をききたい。(以前に取り上げられているが、参加できなかったので、同じテーマでも繰り返し実施して欲しい。)

・厚労省、児童相談所などの行政機関の立場からのお話。

・里親制度を広めるために、里親さんにお話をして欲しい。

・当事者の方が、それぞれが育ったところでの話をききたい。(里親、施設など。)

・施設でボランティアをしている人の話。(どんなボランティアがあるのか?、何をしてるのか?知らない人が多いと思うので。)

posted by ando-papa at 09:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | 更新情報をチェックする

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