2013年12月21日

北九州でロックなタイガー勉強会!

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FJ主催の『ファザーリング全国フォーラムin九州』にて、タイガーマスク基金の分科会「ランドセルだけじゃない!社会的養護の現状と課題」を開催。


ゲスト講師に、北九州で療育的里親ホームを運営される土井ホームの代表・土井高徳さんをお招きしてお話しを伺いました。

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虐待を受けさまざまな問題を抱えてやってきた子どもたちを夫婦で10年間、見守り育んで来られた土井ホーム。その内容は壮絶ですが、土井さんはそれをユーモアを交え、「なぜそれが起きるのか」「どうすれば防げるか」「養護が必要な子どもたちを守るには社会はどうあればいいのか」を分かりやすくトークいただきました。

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きっと計り知れない苦労があったのだろうけど、常に子どもたちと向き合い、「きみは悪くない」「何でも言ってごらん?」「ご飯を好きなだけ食べていいよ」と、安全感のある毎日の保障、一貫性・継続性のある応答をして子どもの自尊感情を高め、これまでたくさんの子どもの自立を大らかに支えてきた土井さん。

土井さんこそがまさに、FJが目指す「笑っている父親」のロールモデルなのだ、とお話を聴きながら感じてました。

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私たちも大変勉強になりました。分科会参加者アンケートも満足度100%!「もっとお話し聴きたかった」という方が多かったです。「タイガーマスク基金の会員になりたい。」という人も出てくれて大成功の分科会でした。

土井さん、たくさんの「ロック」と「考えるヒント」を、ありがとうございました︎顔1(うれしいカオ)



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土井さんと。ご著書もたくさん売れました!


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2013年12月13日

トマトソースを買って施設の子どもを応援しよう!!

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タイガーマスク基金の新寄付企画のお報せです!

産直ギフトで施設の子どもたちの自立を支援しよう!

ギフトにも最適な高知県日高村の「ちいさな村のトマトこだわりセット」を注文すれば、売上の一部が施設の子どもたちの大学進学支援金になります。

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SNSや新聞での報道後、反響&注文続々!

購入受付は、Xmasの12/25まで。お急ぎください!!お申込はこちらからです~。
http://www.tigermask-fund.jp/gift.html

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2013年11月17日

子どもの虐待防止推進フォーラムへ行ってきました!

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別府市の別府国際コンベンションセンターで開催の「子どもの虐待防止推進全国フォーラムinおおいた」へ行ってきました。

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毎年、11月の推進月間に厚労省主催で県を変えて開催。今回、大分大会のテーマは「みんなの力で子どもを守ろう~子育て支援ネットワークの強化に向けて」でした。

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子どもの虹情報研修センター研究部長・川崎二三彦さんの基調講演。
日本の虐待防止運動の歴史が分かり、稀代のロックンローラーたちに敬意を。

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午後は分科会が4つ。僕は分科会②「虐待を受けた子どもの社会的養護のあり方」 に登壇しました。
施設でのインケア&リービングケア、そして退所後のアフターケア。切れ目のない自立支援について話し合いました。また国の方針でもある「里親」をどしたら増やせるか、里親への支援のあり方についても大分県の先進事例を聴くことができました。

僕からはタイガーマスク基金の進学サポーター制度についてもプレゼン。理解と協力を求めました。子どもたちから信頼される支援者・仲間を九州でも増やしたいと。

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最後は全大会で各分科会の様子をダイジェストで発表いただきフォーラムは終了しました。

とても勉強になりこれからの仕事に活かせることばかりだったので行ってよかったですが、一方で参加者がやはり「関係者」が多く、これほどのイベントなのにまだまだ一般の人々の関心は低く啓発が遅れているな、とも感じました。

じゃあ、自分だったらどんなやり方が出来るのか?どうすれば本当に虐待を減らすことができるのか?反面的に考えることもできたので、またアイデアを出してやっていきたいと思います。

この全国フォーラム、来年は和歌山県で開催だそうです。



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2013年11月13日

行政初!タイガー自販機in総社市

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水やお茶を買えば、施設の子どもたちへの支援に繋がるタイガーマスク基金の募金付き自動販売機。

これまで全国の企業や病院、工事現場など20台ほどが設置されましたが、このたび全国初めて行政(自治体)で採用されました!その自治体とは・・・

岡山県総社市です。

今回、市が直々に導入に協力していただき「働く婦人の家」に設置を決定してくれました。

総社市は、「子育て王国そうじゃ」をモットーに、これまで「そうじゃ・宮城っ子基金」により東日本大震災により両親を亡くした宮城県内の震災孤児を支援するなど、市民に限らず子どもたちの応援をされています。

児童虐待防止推進月間である11月に全国の先頭を切って、ご決断・ご協力いただきましたことに感謝し、早速、お礼を言いに行ってきました!新幹線

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朝9時、贈呈式がスタート。会場には50人近い参列者の皆さん、サントリ―のスタッフ、そしてマスコミもTV2局、新聞社2局。映画

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「タイガーマスク基金の理念に賛同しました。他の自治体も続いてほしい」と、片岡市長じきじきにご挨拶いただきました。その後、ご自身のブログ『そういち日記』にも記事を掲載いただき感謝手(グー)

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タイガーマスク基金から総社市へ感謝状を贈呈しましたひらめき

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市長自ら自販機で烏龍茶を購入してアピール。その後参加者の皆さんも行列をなして買っていただきました!わーい(嬉しい顔)

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設置に向け現場でご尽力いただいた総社市の保健福祉部・松川部長と。松川さんは内閣府から総社市へ出向中で以前は「子ども・子育て新制度」の導入でも活躍。だから社会的養護の問題も詳しく(タイガーマスク基金の取組もご存知だってので)、今回の設置に至りました。ありがとうございました!

何にせよタイガー自販機では初の行政設置なので、自治体の各施設に広がって欲しいし、他の自治体に波及していけば喜ばしいですexclamation×2

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翌日の読売新聞にも記事が掲載!NHKは当日のニュースで出ましたTV

<読売新聞 岡山版の記事>
★県内初 総社に寄付金付き自販機
総社市は、売り上げの一部が児童養護施設で暮らす子どもたちの自立支援に役立てられる清涼飲料水などの自動販売機を、同市総社の「市働く婦人の家」の駐車場に設置した。

自販機は、児童養護施設などの入所者や退所者を支援するNPO法人「タイガーマスク基金」(東京都)とサントリーコーポレートビジネスが共同で製作した。同法人事務局によると、全国で15台目で、県内では初めて。

飲料水1本あたりの代金のうち、15円が同基金に入る。同基金からは昨年と今年の2年間で、児童養護施設などから大学に進んだ52人に各10万円が支給されており、今回設置された自販機からの寄付金も、同様に子どもたちの進学支援に活用される。

総社市の自販機は10月下旬に設置。12日は、販売機の前で同基金の安藤哲也代表理事(51)から片岡聡一市長に感謝状が渡された。安藤代表は「児童養護施設の子どもたちの夢を実現するために企画した。この販売機を見て、そのような子どもたちのことを考えてほしい」と話していた。(2013年11月13日 読売新聞)



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2013年10月31日

タイガー進学サポーター募集中!

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タイガーマスク基金の給付事業では、児童養護施設から四年制大学に進学する子どもたちに支援金を届ける「進学サポーター」を絶賛募集中です!

施設の子どもの大学進学率は11%(一般は54%)。やはり経済的な問題などで諦める子が多いし、せっかく入学してもバイトと学業の両立が難しくなって卒業まで続かない子もいます。

そんな状況を鑑みてタイガーでは今年度から支援のモデルを変更しました。

サポートの仕組みは、初年度12万円、次年度以降、毎年6万円を最短で卒業するまで支給 (⇒四年間で合計30万円)。もちろん返済義務なしです。(詳しくはこちらのページで)

子どもたちからは半年ごとに近況報告はがきを書いてもらい、内容は個人情報を除き、サポーターの方のみにお報せします。
来春に施設を巣立ち、大学に進学。夢を持って勉強する子どもたちを、貴方も応援しませんか?

★サポートメニューは以下の3種類。

(A)5人の仲間を募って、一人月々千円を寄付
(B)個人で、ご夫婦で、友人同士で月々5千円を寄付
(C)企業・団体で初年度12万円、2年~4年目6万円を寄付

いずれも、一人の学生の4年間の大学生活を応援する仕組みで、半年に1回、学生から近況報告が届きます(個人情報は除く)。これまでも、皆様には会費やご寄付でタイガーの活動を支えていただいておりますが、今回のプログラムでは、一人の学生の入学から卒業までを見守る形となり、より、支援を実感いただける内容となっています。

もちろん、この金額で大学生活のすべてをまかなうことはできませんが、奨学金をかき集めて入学しても、家賃や生活費の工面でバイトをかけもちし、勉強の時間がとれないまま、中退せざるをえない学生も多いと聞き、少しでも子どもたちの生活を応援できたらと考えた次第です。事務局を通じてとなりますが、サポーターの皆さんからも、応援のお便りなどいただけたら、身寄りのない子どもたちにとって何よりの励ましになると思います。

詳しくはこちらのページにありますが、ご希望の方は資料をお送りしますので、タイガー事務局までメールかお電話にてご連絡ください。既に、サポーター登録のご希望をいただいている会員の方もいらっしゃいますが、改めてご案内させていただきますので、ご検討よろしくお願いします!
・タイガー事務局03-5842-1347(平日10時~17時)
・Email: info@tigermask-fund.jp


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2013年10月13日

タイガーマスク基金 勉強会「里親制度を知っていますか?」

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11/7(木)に、タイガーマスク基金の勉強会を開催します!

今回のテーマは「里親」。現在里親さんを務めている方を講師に迎えお話しいただきます。関心ある方はどなたでも参加できます!

★タイガーマスク基金 勉強会#12 里親制度を知っていますか? ~ 子どもたちが家庭で暮らすことの大切さ ~
http://www.tigermask-fund.jp/seminar.html

様々な事情で実の親と離れて暮らす子どもを養育する「里親制度」。育児放棄や暴力といった虐待から保護される子どもが増える中、国は11年に「里親による養育が望ましい」とするガイドラインを策定しました。子どもの健全な育成には、特定の大人との愛着関係が必要で、家庭で育った方が社会に順応しやすいとされ、里親制度の重要性は高まっています。

今回は、これまでに6人の里子を養育されている、吉成麻子さんをお迎えし、里親制度とは、実際の里子との日々の暮らし、ご自身のお子さんとの関わり方など、里親家庭の生の声をお届けします。

日本で、施設で暮らす子どもたちは4万人に近いのに、里親に委託されている子どもは約4千人。里親の登録数そのものも伸び悩んでおり、里親制度の浸透不足が指摘されています。家庭を必要としている子どもたちのために、私たちは何ができるのか、ご一緒に考えたいと思います。どなたでもご参加いただけます。お誘いあわせの上、ご参加ください!

★講師プロフィール 
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吉成麻子(よしなりあさこ)さん
千葉県印西市在住。昭和42年東京生まれ 46歳
平成元年聖心女子大学文学部卒業 (三年次ニューヨークマンハッタンビル大学留学)
同年JRA日本中央競馬会入会、平成5年退職。
結婚に伴い北海道、茨城、滋賀そして現在の千葉に住む。 平成13年より千葉県里親として登録。これまでに一才から 四才までの六人の里子を最短で一週間、最長二年間預かる。実子は高二の長女を頭に一女三男。
現在一生懸命やっていることは里子の養育に加えて、被災地でのボランティア活動も 。

★日時: 2013年11月7日(木)19:00~20:45(18:45受付開始)

★会場: さわかみ投信株式会社 会議室 東京都千代田区紀尾井町6-12
紀尾井町福田家ビル2階(最寄駅:四ツ谷)

★参加費: 500円(資料代として)
★定員: 先着60名

★申込方法:このイベントページ( https://www.facebook.com/events/1427619834131978/ )で「参加する」ボタンを押すか、 件名を「11/7タイガー勉強会参加希望」とし、①お名前 ②ご所属(個人参加も大歓迎) ③日中の連絡先を明記の上、info@tigermask-fund.jpまで、メールにてお申込みいただくかタイガーマスク基金・事務局までお電話にてお申し込みください。

お問い合わせ: NPO法人タイガーマスク基金 事務局 
※電話番号が以下に変更になりました
TEL:03-5842-1347(土日祝日を除く10時~17時)
Email:info@tigermask-fund.jp
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2013年09月01日

イベントレポート8.27「子どもの命を守ろう!」

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8.27は、子ども虐待防止日本一周マラソンの甲斐英幸さんをスペシャルゲストにお迎えして、豊島区×文京区×タイガーマスク基金で「児童虐待防止イベント~子どもの命を守ろう~」を開催。


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前日は大雨でしたが当日はよく晴れて、絶好のイベント日和になりました。


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12時半、イベント前に甲斐さんとともに文京区を訪れ成澤区長を表敬訪問。
区長からも「文京区も虐待防止に力を入れていきます。甲斐さんも子どもたちのために頑張ってください」とエールをいただきました。


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13時、文京区の礫川公園に集合。オープニングイベントは5kmのミニマラソン。


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同志の市民ランナーの皆さんが甲斐さんと走ります!


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ランの前に新聞社から取材を受ける甲斐さん。


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走る前に挨拶する甲斐さん。短い言葉でしたが響きます。


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近隣の保育園の子どもたちも応援にかけつけてくれましたわーい(嬉しい顔)


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文京区長から、オレンジリボンのタスキを受け取ります。

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そろそろです!スターターは文京区長。

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スタート!一斉に走り出しました!


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そろそろゴールの講演会場に。


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会場では甲斐さんのゴールを子どもたちが待っていてくれましたわーい(嬉しい顔)


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ランナーの中にタイガーマスク発見!!


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甲斐さんの講演がスタート。『僕が走る理由』。虐待を止めること、虐待を受けた子どもを受け止めてあげる必要性、子どもが最優先される社会の必要性を熱く訴えます。


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第2部は、パネルディスカッション「チャイルドファーストな社会をめざして」。
パネラーは甲斐さんと、山田不二子さん(医師 日本子ども虐待医学研究会事務局長)、活田啓文さん(豊島区子ども家庭部子育て支援課長)。コーディネーターはボクが務めました。


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第3部は、タイガーBANDが登場。アンコールもいただき盛り上がりましたグッド(上向き矢印)るんるん


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ヤッタネ!

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イベントにご参加ありがとうございました!関係者の皆さん、お疲れさまでした!

たくさんの学びと出会いがありました。これを続けて繋げて、チャイルドファーストな社会を目指しましょう!日本中に思いを届けるため、甲斐さんもまだまだ走りつづけますぴかぴか(新しい)

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2013年08月27日

心にオレンジリボン 厚労大臣と面会!

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昨日8/26は子ども虐待防止日本一周マラソンの甲斐英幸さんご夫妻とともに、田村厚生労働大臣(写真中央)と面会してきました。

甲斐さんがマラソンの途中で東京に来るタイミングで、厚労省の虐待防止対策室に調整してもらって叶ったのだ。

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マラソンの行程や苦労談について話が盛り上がる。

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大臣からは「くれぐれもお体に気をつけてください。今回の活動は本当に良い活動だと思います。子ども虐待防止をPRしながら、ぜひとも完走していただきたい」とエールをいただきました。

甲斐さんも「お会いできてよかった」と言ってくれて、応援団長としてホッとしました。

厚労省のHPにも当日の様子が掲載になりました!

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翌日の宮崎日日新聞にも「甲斐さんと厚労大臣が面会」の記事が掲載に。






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2013年08月17日

タイガー勉強会#11 「児童養護施設における自立支援~特有の困難と展望」

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児童養護施設で暮らす子どもたちは高校を卒業すると(高校に進学しない場合は中学卒業と同時に)施設を退所し、社会に出ていきます。自立できる準備ができているかどうかではなく、むしろ社会的自立能力の未熟な子どもほど早期の自立を強いられているのが現状です。

今回の勉強会では、施設の自立支援コーディネーターという専門職の立場で、子どもたちの進学や就労の支援に携わられている、早川悟司さん(写真)をお迎えし、退所する子どもたちの現状と課題について学びたいと思います。

★早川さんのインタビューはこちら
「 自立支援コーディネーターによる児童養護施設の支援標準化を」


また、タイガーマスク基金の新しい進学支援プログラムのサポーター制度の概要の説明も合わせて行います。早川さんに、子どもたちの進学状況についても解説いただきながら、支援の必要性について学びます。子どもたちは望んで施設に入所したわけではありません。だからこそ、施設を出る際には、子どもたちの自己選択・自己決定を尊重するために、皆さんで情報や課題を共有し、支援の輪を拡げたいと思います。たくさんの皆さんのご参加をお待ちしております。

◎講師プロフィール 早川 悟司 さん
1969年、千葉県生まれ。日本福祉大学大学院卒業。現在、東京都清瀬市の児童養護施設で副施設長・自立支援コーディネーターとして勤務。立教大学大学院博士後期課程に在籍。東京都社会福祉協議会児童部会リービングケア委員会・副委員長、同・自立支援コーディネーターグループ・副グループ長等。 

★タイガー勉強会#11 「児童養護施設における自立支援~特有の困難と展望」

■日 時: 2013年9月6日(金)19:00~20:45(18:45受付開始)

■会 場: さわかみ投信株式会社 会議室 (東京都千代田区紀尾井町6-12 紀尾井町福田家ビル2階(最寄駅:四ツ谷)

■参加費:500円(資料代として)

■定 員:先着60名

■申込方法:このFacebookイベントページで「参加する」ボタンを押すか、メールにて件名を「9/6タイガー勉強会参加希望」とし、①お名前 ②ご所属(個人参加も大歓迎) ③日中の連絡先を明記の上、info@tigermask-fund.jp  まで、メールにてお申し込みください。

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2013年07月22日

「はじめの一歩」~児童養護施設・小百合の寮で交流イベントを開催

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昨日は杉並区にある社会福祉法人カリタスの園が運営する児童養護施設・小百合の寮のイベントにタイガーマスク基金で協力共催しました。

主催は地域の子育て支援NPOのcreoさん。施設から地域の学校に通う子も多く施設と地域の相互理解が進み、交流が増えればそれが子どもたちにとってもよいことだろうとの思いで企画されました。

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朝9時半、小百合に寮に到着。

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イベント会場は施設3Fの「地域交流室」。

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イベントイベント概要⇒ https://www.facebook.com/events/119147364960967/

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13時スタート。イベントの前半は社会的養護の課題を大人みんなで勉強・共有します。
僕からは施設入所の情況や原因、子どもたちの社会的自立の課題等についてレクチャー。

続いてタイガーの会員で中~高校と大阪の施設で暮した経験がある島袋孝博さんからは経験談を。
「施設には信頼できる導いてくれる大人がいたから頑張れた。自立の道筋が見えた」と。参加者の皆さんも熱心に聴いていました。(※島袋さんのインタビューはこちら

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後半は子どもたちを招いてコンサート。まずは絵本を読みました本
子どもたち最初はちょっと表情が硬かったけど、楽しい絵本に徐々にほぐれていく様子でした。

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にしむらなおとさんのえほんうた♪ 幼児たちも一緒に「がらがらどん~」グッド(上向き矢印)

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続いてタイガーBANDが登場!ヴォーカルは紅白にも出場した木山裕策さんカラオケ

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『勇気100%』は小中学生に。『花の匂い』『セロリ』は高校生に贈りました。
子どもたちの「家」としての施設を守る職員&地域の皆さんには、木山さんの『home』を(←涙ぐむ人もいました)。

そして『世界中のこどもたちが』『Hey Jude』では会場が一体で手拍子や合唱。盛り上がりました~るんるん

後で聞きましたが、観に来てくれた中学生男子がNPOスタッフに、「コンサート面白かったです」「絵本が歌になるなんてすごい」「感動しました」という感想を伝えてくれたそうです手(チョキ)

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終了後、参加していたある施設長から「楽曲もよかったけど、子どもたちにとってはバンドの皆さんの『仲間同志で楽しそうに演奏をしている姿』を視たことがよかったと思う。施設の子は集団で暮しているけど仲間同士で何かを成し遂げるという経験があまりない。バンドの皆さんの愉しそうな笑顔が最高のメッセージだったと思いますよ」、という言葉をいただきましたわーい(嬉しい顔)

そう、施設の子の社会的自立にはいろいろな支援が必要なんだけど、「大人になるって楽しいんだぜ!」という希望のメッセージを、僕らはこれからもBANDという姿で子どもたちに伝えていけたらと思います。


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スタッフや参加者の皆さんと打ち上げビール

地域から参加された小学生の母親からは、「ここに住んで15年経つが施設のことはよく知らなかった。知ろうともしなかったでもこうして学び識るとこれから自分も何かできるのではないか、という気持ちになった」

「『施設は可哀想な子たちがいる所』と勝手にオブラートに包んで触れないようにしてきた。でもこれからは小学校や地域の団体と施設で、何か一緒にイベントなどを定期的に開催できないかしら」、という感想がありました。

また「小百合の寮」の施設長からは、「私たちもいけなかった。もっと胸襟を開いて地域の皆さんと交流して行かなければと感じた。守らればならない子どもたちだが、それは施設の中だけでなくもっと地域に開かれてよいはず」というコメントがありました。

そう、このイベントが「はじめの一歩」となって、地域の人たちともっと普通に笑顔で交流できるようになればいいなあと思います。時間はかかるだろうけど、同じエリアにある施設と地域(家庭)が理解し合う中で、養護下の子ども&一般の子どもが一緒になって笑顔がはじける共生社会(居心地の良いコミュニティ)を築いて行って欲しいと願うばかりです。

また全国各地にある児童養護施設もそうなっていくために、タイガーマスク基金がその架け橋となれれば、とも思います。

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イベントの開催を支えてくれた主任シスターと。
「タイガーBAND、サイコーでした!」と褒めてくれて、こちらもサイコーな一日でした。また機会あったら呼んでください。子どもたちに会いに行きます!グッド(上向き矢印)

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中央に松田施設長、creoスタッフ、タイガーBANDのメンバーでカメラ



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