2013年02月05日

勉強会#7 「今夜帰る場所がない子どもたちがいることをご存じですか?」

写真 (138).JPG

先日はタイガーマスク基金と同じ文京区にある、社会福祉法人カリヨン子どもセンターの事務局を往訪。理事長で弁護士でもある坪井節子先生にお会いしました(写真)。

家族での親子関係がこじれ虐待などで安全に暮らせなくなる子ども、児童養護施設を巣立った後に就労につまずいて生活の場所を失った子ども、少年事件を起こし家族からの引き取りを拒否をされ行き場を失ってしまう子ども…。坪井先生はこうした子どもたちのために10年以上前から活動され、現在は「子どもシェルター(緊急避難場所)」や「自立援助ホーム」を同法人で運営されています。

「大丈夫。一緒に考えよう。ひとりぼっちじゃないんだよ。あなたは大切なひと。」

この想いを胸に、シェルターにやってくる子どもたちを受け止め、寄り添い、自立のための援助を長い間実践されている坪井先生のお話に感銘を受けました。

同時にタイガーマスク基金を立ち上げた私たちにも、「子どもを守るために社会が、NPO同志が、市民ひとりひとりがスクラムを組んで支援に取り組まなければいけない。カリヨンと一緒にやっていきましょう」とエールをいただきました。

タイガーの勉強会で「子どもシェルターや教育虐待についてお話しいただけませんか?」とお願いしたところご快諾いただき勉強会の開催が決まりました!関心ある方はお集まりください。

イベント
★タイガーマスク基金勉強会#7
「今夜帰る場所がない子どもたちがいることをご存じですか?」

これまで、タイガーマスク基金では勉強会を通して「児童養護施設」や「ファミリーホーム」、「自立援助ホーム」で暮らす子どもたちについて、関係者の方々にお話を伺い、子どもたちの現状について知り、考える場を作ってきました。今回は、「今すぐ助けて欲しい!」、「今夜帰る場所がない!」という子どもたちの存在について、一人でも多くの方に知っていただきたく、勉強会を企画いたしました。

家庭での親子関係が崩れ、あるいは虐待にあい、安全に暮らせない子どもや児童養護施設や養育家庭で育ち自立したものの、仕事や生活がうまくいかなくなり、住む場所、帰る場所を失ってしまった子ども、少年犯罪を起こし、引き受けるおとながいないためにやむを得ず少年院に送られてしまう子どもたち。そんな子どもたちが緊急に逃げ込むための子どもシェルター『カリヨン子どもの家』を運営する『社会福祉法人カリヨン子どもセンター』から坪井節子理事長をお迎えし、子どもたちが抱える様々な問題や取り巻く現状、シェルターの活動についてお話しいただきます。

子ども専用のシェルターが必要な社会を作り出してしまったのは、私たち大人一人一人にも責任があると思います。児童福祉に関わる方々だけでなく、様々なお立場の方々に気軽にご参加いただき、子どもたちが安心安全に暮らせる社会をつくるために、私たちに何ができるのかをご一緒に考えたいと思います。皆さまのご参加をお待ちしております。

・日時:2013年2月13日(水)19:30~21:00(19:15受付開始)
・会場:さわかみ投信株式会社 会議室 東京都千代田区紀尾井町6-12紀尾井町福田家ビル2階

・講師: 「社会福祉法人カリヨン子どもセンター」 坪井節子理事長

・参加費: 500円(資料代として) ※ただしタイガーマスク基金個人賛助会員は無料。
・定員:先着60名

・お申込み: 件名を「2/13:タイガー勉強会参加希望」とし、①お名前、②ご所属、②連絡先を明記の上、 「NPO法人タイガーマスク基金」事務局まで、メール又はFAXにてお申込みください。
メール info@tigermask-fund.jp / FAX  03-6902-1695

・主催: NPO法人タイガーマスク基金
・協力:社会福祉法人 カリヨン子どもセンター

66088.jpg
『居場所を失った子どもを守る 子どものシェルターの挑戦 』(明石書店)



posted by ando-papa at 16:07| Comment(0) | TrackBack(0) | セミナー・イベント情報 | 更新情報をチェックする

2013年01月10日

GO WEST AGAIN!関西勉強会レポート

tiger_mask2.jpg

昨日1/9は大阪ドーンセンターで、タイガーマスク勉強会in関西vol.2「暴力の連鎖をとめよう!男性主体で考えるDVと児童虐待」を開催しました。

196862_390954120997370_2050809780_n.jpg
年明け早々の平日夜にも関わらず、会場はほぼ満員。お子さん連れの方含め参加者は52名でした(男女比は50:50)手(チョキ)

408641_390952330997549_295398534_n.jpg
基調講演は神戸でシェルターなどを運営するNPO法人女性と子ども支援センター「ウイメンズネット・神戸」の茂木美知子さん。

DV(ドメスティック・バイオレンス)の基礎知識(DVの現状、DVの発生メカニズム、加害者の特徴、被害者の心理など)を教えていただき、夫婦間のDVが子どもの心身の発達にどんな影響を与えるのかについても、胸が痛みましたが具体的な事例を引き合いに教えていただきました。「家庭内DVを子どもが見ることが虐待にあたる」ということを初めて知った参加者の方も少なからずいたようです。

kansai.jpg
昨年から展開されているホワイトリボン・キャンペーンの話。

※ホワイトリボンとは、女性に対する暴力をなくすために、男性が主体となって取り組む世界的な運動です。いまや、世界50か国以上に取り組みが広がっています。

これも参加者の男性たちには響いていた様子で、僕が印象深かったのは、創始者の方の「ホワイトリボンキャンペーンになぜ男性が参加する必要があるのか?⇒男性は暴力に対する取り組みで、他の男性の模範となることができる」という言葉。全国の父親たちに届けたい!

写真 (117).JPG
第2部はパネルディスカッション。

日本メディカル福祉専門学校講師・元児童養護施設職員で前回の勉強会でも登壇いただいた田辺哲夫さんからご自身の体験や子どもたちの養護の経験から「親のDVを視ている子どもの心理状態」についてお話いただきました。会場からも「男性の生きづらさ」などの話題に関心が集まっていたように思います。

社会的養護の拡充と、子ども虐待やDVの根絶を目指すタイガーマスク基金としては、会場で事業目的を説明。「NPOに入会して一緒に活動したい!」という方も数名いましたし、関連各分野の人達ともネットワ―キングが出来て収穫大でした。

304480_369358339810172_1511400221_n.jpg
持参した「募金つきマスク」も完売。寄付も集まりました。(多謝!!)

今回も盛況のうちに終わりました関西勉強会。これに限らず、引き続き関西で勉強会や違うスタイルのセミナー等をやって関西のタイガーマスク達を増やしていきたいと思ってます! 

Go West againexclamation×2




ラベル:DV 児童虐待
posted by ando-papa at 17:36| Comment(0) | TrackBack(0) | セミナー・イベント情報 | 更新情報をチェックする

2012年12月12日

東海(名古屋)でも、子ども虐待防止セミナーが開催!

37603a150f473f9c8ccc1d406f933f23.jpg

NPO法人ファザーリングジャパン東海支部が、名古屋で児童虐待防止セミナーを開催してくれることになりました!

タイガーマスク基金からは理事の高祖常子が登壇参加します。

★父親発!子どもを救え!児童虐待防止セミナー
~父親だからできること・・・「地域の大人」になろう~


【日時】:2013年1月23日(水)19:15〜20:45
【会場】:ウインクあいち1008会議室
【参加申込み】こちらFacebookから↓
https://www.facebook.com/events/474613929244281/474619369243737/?notif_t=plan_mall_activity

【プログラム】
1.「児童虐待」その実態&たたかない子育て(60分)
講師:NPO法人児童虐待防止全国ネットワーク理事 高祖常子さん

2.父親ができること、地域ですべきこと…(30分)
内容:高祖さんや当事者によるパネルディスカッション

3.参加者交流会(会場は周辺飲食店・参加費は別途実費)

中京地区の皆さん、ご参加お待ちしてます!

orange6.jpg

posted by ando-papa at 12:39| Comment(0) | TrackBack(0) | セミナー・イベント情報 | 更新情報をチェックする

2012年12月11日

関西、再び勉強会開催します!

sIMG_3911.jpg

今年8月に関西で初めてタイガーマスク基金の勉強会を行いましたが、年明け1/9に第2回目の開催が決定しました!今回は「DV]をテーマの中心に据え、ホワイトリボンキャンペーン・KANSAIさんと共催、FJ関西の会員パパたちのサポートで、「男性目線」でDVと子ども虐待について考え議論したいと思ってます。

★タイガーマスク基金勉強会IN関西#2
「暴力の連鎖を止めよう!~男性主体で考えるDVと児童虐待~」

【開催主旨】
平成23年度の児童虐待相談件数は約6万件、それに対してDV(ドメスティックバイオレンス)の相談件数は8万件です。DVの加害者はほとんどが男性で、女性の3人に1人は配偶者から被害を受けたことがあると言われています。そしてこのDVも児童虐待の一種。児童に対する暴力はもちろんのこと、児童の親の間での暴力・暴言も、児童に対するトラウマを生じさせるという点で児童虐待に当たります。暴力の連鎖を止めるため「社会全体の父親でありたい」という思いを込めて、男性主体でDVについての勉強会を開催します。

【主 催】NPO法人タイガーマスク基金 ファザーリング・ジャパン関西
【共 催】ホワイトリボンキャンペーン・KANSAI
【参加費】500円(会場費・資料代)
【日 時】 2013年1月9日(水)  18時30分 開場 19時開会 21時閉会
【場 所】ドーンセンター4階 大会議室1(大阪府立男女共同参画・青少年センター)
【お申込み】https://ssl.form-mailer.jp/fms/d4530562225894
【勉強会内容】
①基調講演:「DVの現状とその要因」茂木美知子(ホワイトリボンキャンーペーン・KANSAI)

②パネルディスカッション:「DVと児童虐待」
茂木美知子(ホワイトリボンキャンペーン・KANSAI)
田辺哲雄(日本メディカル福祉専門学校講師・元児童養護施設職員)
安藤哲也(NPO法人タイガーマスク基金代表理事)

③参加者座談会:参加者全員
「暴力の連鎖を止めるために、私たちにできること」

※子連れで参加されたいかた、ぜひいらしてください。会場内に子どもの過ごすスペースを用意します。
posted by ando-papa at 12:24| Comment(0) | TrackBack(0) | セミナー・イベント情報 | 更新情報をチェックする

2012年10月15日

第5回勉強会レポート

PA100015.JPG

10/10(水)にタイガーマスク基金 勉強会#5「施策の最前線に聞く~社会的養護の課題と将来ビジョン」を開催しました。

国の今後の方針である「施設の小規模化」→「家庭的養護の推進」について知り、それについていろいろな視点から意見を聴き、新たなる課題も見えてきました。

グループホーム、ファミリーホーム、里親への移行においては良い面もあれば、①養育者の担い手不足 ②職員の多忙化 ③養育者・職員への教育や精神的ケア などが問題になるのではと意見が出てました。

また当事者団体からの要望では、小規模化に限らず、養護のシステムにおいて、①「自然なやりとりにして欲しい」 ②「子どもが納得できる基準・指標を示してほしい」 ③「ルール作りなどの運営に、子どもも参加させて欲しい」などの基本ニーズ(素朴な要望)があることも分かりました。

課題解決の答えは、その実現も含めなかなか一朝一夕には見い出せませんが、今回こうして大きな流れ(国の考え方)を知り、一人一人が「それで本当に子どもたちは幸せになれるのか」を考える機会になったことはよいことだと思います。

この日、最終的に登壇者・参加者間でコンセンサス取れた点としては、

「社会的養護は、一部の子どもの問題ではなく、社会の問題であって、市民レベルで地域一体となって取り組んで行こう!」

というもの。タイガーマスク基金がその巻き込みメインエンジンとなれるよう、僕らも精一杯取り組んでいこうと思いました。

さて今回の勉強会はテーマがちょっと堅かったせいか、当初参加申込みの出足が鈍かったのですが、フタを開けてみれば今回の満員の65名が参加。支援関係者のみならず一般の会社員、学生、育休中のママ(赤ちゃん同伴で)まで来てくれました!

事後にいろいろアンケートで参加者の皆さんから感想もいただいているので、ここで紹介しておきます。

●あらためて社会全体で取り組むべき問題と感じました。

●当事者の声を聞く機会は以前にあったが、行政の取組みを知るのは初めてであった。とても新鮮であった。里親になる方たちの問題意識をぜひお聞きしたい。

●色々な立場の方のご意見を伺えて有意義な時間を過ごすことができました。小規模化、里親推進の理念と現実のギャップについてもう少しつっこんだお話しをうかがえたらと思いました。

●「子どもに罪はない」ということの大切さ。地域でも活動していきたいと思います。

●渡井さんが言っていたこと、すべてうなずくことばかりです。里親の支援(幅広い意味)でお願いしたいです。

●同じ年齢でも、居る立場で、受けられる支援が違うことに驚いた。

●養護関係の予算(要求)額は900億円。一方同じ社会保障関係費の一つである年金は54兆円。医療は35兆円。このギャップをどげんとせんといかんと思いました。

●渡井さんお話しは当事者ならではの視点からの大変分かりやすい丁寧な説明で、どのような支援が求められているのか理解することができました。大鶴課長のお話しからは行政の取組みをしっかり考えてくださっているのだと分かり安心いたしました。恒松さんのお話しも具体的で大変勉強になりました。

●たくさんの課題が残っていてとても深い話だと知りました。

●児童相談所の実情をもっと知れるといーなと。すべてのキーなので!

●貴重なお話しをありがとうございました。それぞれの立場の方々の意見を聞けて色々参考になりました。政策については賛同はしますが、現場、地方公共団体へとつないでいくうえでの相互の関係性にずれがあるのかなとも少し感じました。

●「施設は人なり」と言われます。仕組みの改善が大きく求められますが施設の職員に求められるものについて、お話しの随所に入れていただいたことでよい学びにつながりました。関わる人材の育成と教育に関しては課題であることを再認識しました。ありがとうございます。

●現場の声、色々な立場の方の実践的な話が聞けてよかったと思います。

●初めて参加しました。知らないことがこんなにたくさんあったのかーという思いです。自分なりにできることを、これから探していきたいと思いました。

●予備知識がなく参加しました。現状、問題点、今後の話などいろいろためになりました。

●厚生労働省の方と社会的養護の最前線でご活躍をなされている方たちが質疑応答していくのが、この場でしか聞けない、貴重な体験だった。もっともっと大学にもインフォメーションしてほしい。

●人生の先輩方々のお話しを聞くことができ、これから私も児童福祉に貢献できる人材になりたいと思いました。

●大変勉強になりました。小さい会場でパネリストの方の忌憚のないコメントが伺えて、熱意や苦しい思いを、会場内で共有することができたと思います。ボランティア先の施設で、高校に通いきれず中退して、退所していく子どもたちや、小中学生の、愛情を求めてボランティアに飛びついてくる子どもたちを見ています。お話しの中にもあったように、同じ課題がずっと解決されない状況で、勉強会や交流会に出るより、自分のボランティア内容を考える方が有意義なのでは…と思うこともありましたが、本日、市民の声が力を持つということを伺って、自分が出るよりも、人を誘って、知ってもらうことも重要と思いました。

●ありがとうございました。いろいろな人たちの意見を聞けてよかったです。これから社会人になっていくにあたり、考えることをやめずにいきたいと思いました。

●子どもたちが抱えさせられているものが多いというお話し、とても共感しました。まだ学生の身ですが、辛い思いをしている子どもたちを何人も見てきて、何ができるのだろうかと悩んでいるところです。今はもう大人になってしまった子どもたちや、今まさに「子ども」を送っている子どもたち、そしてこれから生まれてくる子どもたちが生きていきやすい世の中になるとうれしいです。

●市民の声をあげることが大切だと皆さんが強調されました。本当にそうだと思います。まずそこからお手伝いしたいと思いました。

●児童養護施設についての予備知識がない中での参加でしたが、次回も参加させていただければと思います。自身の仕事が全く異分野ですが、自身の時間で何ができるか、どのような関わり方ができるか、行動に移してみます。

●初めて勉強会に参加しました。国の今の課題や方針、現場の課題、さまざまな視点からお話を聞くことができて良かったです!「子どもたちのために何ができるのか」今、私たちができることを声を上げていかなければ社会は変わっていかないと実感しました。私も微力ながら声を上げていきたいと思いました。次の勉強会もぜひ参加したいと思います。

●前回に引き続き勉強させていただきました。中にいた時には分からない活動に、今後の期待をしています。私もできることはやっていこうと思います。

最後にパネルディスカッションに登壇いただいた方々からのコメントも紹介しておきます。
右斜め下

大鶴 知之氏(厚生労働省家庭福祉課課長)
「この問題をまったく知らなかった、など一般の方の率直な意見があり役所の努力不足も分かり参考になりました。今後ともよろしくお願いします」

渡井 さゆり氏 (社会的養護の当事者参加推進団体「日向ぼっこ」理事長)
「様々な方と出逢うことができ、私もエネルギーを充電させて頂きました。今後とも、社会的養護の社会化に向け、どうぞよろしくお願い致します」

恒松 大輔氏(自立援助ホーム「あすなろ荘」ホーム長・タイガーマスク基金理事)
「今回の学習会には多くの方が参加してくださり本当にありがとうございました。虐待や児童養護施設という言葉はテレビ等でも良く聞くようになりましたが、その実情はなかなか理解されていません。こういう学習会に参加していただき、その実情を知り、それを皆に伝え知ってもらう。それが誰もができる支援の第一歩だと思います。今回の学習会の話を周りの方に伝えてください」

中村 久美氏(児童養護施設「福田会東京本院」元施設長・タイガーマスク基金理事)
「今回の勉強会には社会に出て活躍する児童養護施設の退所者が4名参加されておりました。当日は同じ施設で共に暮らした2名が偶然にも、いや必然でしょうか23年ぶりに再開されました。『過去は変わらないけれど未来は変わる』という事を実証して下さっている施設を退所した皆さんの力は大きいと感じました。これからもっともっと社会的養護という言葉が当たり前になるように、タイガーマスク基金を通じて活動していきたいと思います」


373648_234242556655085_627630797_n.jpg

posted by ando-papa at 14:11| Comment(0) | TrackBack(0) | セミナー・イベント情報 | 更新情報をチェックする

2012年09月05日

タイガー勉強会、次回は10/10に開催!

sIMG_3911.jpg

タイガーマスク基金の勉強会を東京で開催します。

今回は基本情報として、「小舎化」や「里親を増やす」など、社会的養護の国(厚生労働省)の方針(仕組みの見直し)を担当官に分かりやすく説明してもらい、みんなでそれを考え、それぞれの支援活動に結び付けていくという目的です。

このブログでも紹介した「日向ぼっこ」理事長の渡井さゆりさんにも登壇していただき、ビジョンを語っていただきます。

『隣る人』など観て、関心を高めている皆さんの参加をお待ちしていますexclamation

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■タイガーマスク基金 勉強会#5
 「社会的養護の課題と将来ビジョン ~施策の最前線に聞く~」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
虐待をはじめ様々な事情で親と生活できない、社会的に養護が必要な子どもたち。

現在、その9割が児童養護施設などの「施設養護」、1割が里親やファミリーホームなどの「家庭的養護」のもとで暮らしています。国はこれを、今後十数年かけて、施設の小規模化(グループホーム)の推進や、里親、ファミリーホームの比率を増やす方針を打ち出しています。施設、家庭的養護、それぞれにメリットもデメリットも指摘されていますが、大切な「子どもの立場から」という視点も忘れてはなりません。

今回のタイガーマスク基金勉強会では、施策の最前線として、厚生労働省の家庭福祉課から新しく担当課長になられた大鶴知之さんと、自身も児童養護施設で暮らした経験があり、同省で社会的養護の課題に関する検討委員会の委員もしている渡井さゆりさんをゲストに迎え、国の向かう方向性や、課題解決に向けたビジョンなどを伺います。

・日時:2012年10月10日(水)18:30~20:30(18:00~受付)

・会場:さわかみ投信株式会社 会議室
    〒102-0094 東京都千代田区紀尾井町6-12 紀尾井町福田家ビル2階
     http://www.sawakami.co.jp/company/access.html

・登壇者:大鶴 知之氏(厚生労働省家庭福祉課課長)
     渡井 さゆり氏(社会的養護の当事者参加推進団体「日向ぼっこ」理事長)
     中村 久美氏(児童養護施設「福田会」元施設長・タイガーマスク基金理事)
     恒松 大輔氏(自立援助ホーム「あすなろ荘」ホーム長・タイガーマスク基金理事)
     ※登壇者は都合で変更になる場合があります

・参加費:500円(資料代+お茶代)

・申込み方法: 氏名(所属)、連絡先を書いてメールかFAXで基金事務局にお申込みください。
       メール tiger@fathering.jp FAX 03-6902-1695

・主催: タイガーマスク基金事務局、ファザーリング・ジャパン

373648_234242556655085_627630797_n.jpg

posted by ando-papa at 10:56| Comment(0) | TrackBack(0) | セミナー・イベント情報 | 更新情報をチェックする

2012年08月04日

大阪でタイガー勉強会を開催します!

banner_mini.jpg

タイガーマスク基金の事業の一つは、児童養護施設等のことをもっと多くの人に知ってもらうための啓発事業です。自らの学びと気づきのためにこれまで東京で勉強会を4回開催してきましたが、この度はじめて大阪での開催が決まりました!(大阪府は2年連続で虐待相談の件数が8900件と全国で一番多い

8月8日(水)に、ファザーリングジャパン関西の協力の下、大阪ドーンセンターで下記の内容で勉強会を開催しますので、関心ある方はぜひ参加ください!僕ももちろん行きます!

タイガーマスク基金勉強会 IN 関西
「児童養護施設についてもっと知りたい! ~児童養護施設の基礎知識~」


児童養護施設をとりまく社会的体制、児童養護施設の現状。子どもたちが日々どのように過ごし、どのようなことを求め、心を痛めているのか、子どもたちの豊かな心をはぐくみ、自立に向かうために何が必要なのか。児童養護施設の現場を知り、より適切に基金を運営していくための勉強会です。

今回関西で初の開催となりました。「社会全体の父親でありたい」という思いを込めて、何か一歩でも子どもたちの豊かな生き方の支援をしたいと思い、今回の開催となりました。一人でも多くの方の参加をお待ちしております。

★日時: 2012年8月8日(水) 19時~21時(18時30分 開場)

★会場: ドーンセンター4階 大会議室1(大阪府立男女共同参画・青少年センター)
〒540-0008 大阪市中央区大手前1丁目3番49号ドーンセンター http://www.dawncenter.or.jp/

★内容 :
児童養護施設を知っていますか?「障害のある人の施設ですか?」「かわいそうな子どもがいるところ?」など、日本に580あまりしなかいこの施設の事を、正しく知っている人はほとんどいません。関西での勉強会の第一回は、まずは「児童養護施設について知ろう」という事を目的に行います。児童養護施設の基礎的な理解と、そこで暮らしていたこども達の生の声をお伝えいたします。またそれらに基づきタイガーマスク基金の役割と子どもたちへの必要な支援は何か?についてシンポジュウムを行いみなさまと共に考えてまいります。

★プログラム:
19時00分 開会・主催挨拶

【基調講演】
田辺哲雄氏(日本メディカル福祉専門学校講師・元児童養護施設職員)
「児童養護施設の現状と課題~児童養護施設の基礎知識~」

【児童養護施設卒園者による体験発表】
「児童養護施設で暮らすこととは」

20時00分 シンポジウム
【コーディネーター】
小崎 恭弘 (FJ副代表・神戸常盤大学准教授)

【パネラー】
安藤哲也(FJファウンダー・タイガーマスク基金担当)
田辺哲雄氏  児童養護施設卒園者

20時45分 質疑応答

21時00分 閉会

★参加費: 500円(会場費・資料代)

★申込み方法:申込みフォーム(https://ssl.form-mailer.jp/fms/177ed9b7206436)よりお申し込みください。

★主催:NPO法人ファザーリング・ジャパン、 ファザーリング・ジャパン関西

ひらめき大阪府・児童虐待110番

ラベル:児童虐待
posted by ando-papa at 12:02| Comment(0) | TrackBack(0) | セミナー・イベント情報 | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。