2013年06月21日

勉強会レポート~先輩NPOに続け!

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昨日は、タイガーマスク基金 勉強会#10 「しあわせな明日を信じて~こどもサポートネットあいちの活動から学ぶ社会的養護の現状と課題」でした。

講師は愛知県で長年にわたり精力的に活動されている「NPO法人こどもサポートネットあいち」 の理事長 長谷川眞人さんをゲストにお招きし、深い知識と経験から視える社会的養護の現状と課題について語っていただきました。

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1967年に児童養護施設の職員に採用された時の話から教諭に転身し、愛知県立大学⇒日本福祉大学で実践されたこと。そして2008年に大学のゼミ生を中心にNPO法人こどもサポートネットを立ち上げた経緯と動機について熱くトーク。参加者の中には児童養護施設で働く方や支援者、NPO関係者、そして児童福祉を学ぶ学生も多く、この偉大な先輩の話にインスパイアされた様子でした。

印象深かった話(提言)としては、

①生育歴(公文書)が30年経つと公文書廃止条例により廃棄・抹消される件
こどもサポートネットあいちで行っている社会的養護児童および卒園生への相談事業で実際にあった話。施設を出た当事者で知的な発達の遅れから就労支援の必要があり、そのためには「愛護手帳」(愛知県の障がい者手帳)を受給した方がいいと長谷川さんがその人の生育歴を探そうと施設に問い合わせたところ「生活指導記録」は既に廃棄されていた。

このケースでは当事者の様子を知る当時の担当職員から長谷川さんが聞き取り調査をしてそれを基に市の知的障害者更生相談所長に「証言書」を提出。2か月後に愛護手帳を取得することができたが、長谷川さん曰く「知的な障がいがあって親族など頼る人がいない施設出身者の場合、生育歴の抹消は本人の過去を知る権利が保障されないばかりか、その後の生活・就労などにおいて不利になることから、人権を無視しているのではないかと思う。行政に条例の再考を促したい」というものでした。これは僕含めて会場の参加者も殆ど初めて聴く話で「何とかしたい」と思いました。

そのほかにも長谷川さんが言われていたことでは、②施設の「小規模化」の流れの中での課題として「専門性を持った職員をどう育てるか ③進路自立支援相談事業所を全国都道府県に一つずつは配置すべき などが響きました。

また最後に強調されていたのは、「社会的養護を支援するNPOを増やしたい」ということ。まさにタイガーマスク基金はそのために生まれたのですが、僕らとしてもこうした勉強会などから社会的養護NPO間のネットワークが強化され、子どもたちへの支援の質&量が拡充されたり、「新たな支援NPO」が立ち上がることを願っています。

勉強会後には長谷川さんからも「参加された皆さんの熱心さに大変刺激されました」とのご感想もいただいているので、今後も先輩にいろいろ教えてもらいながら協働していきたいと考えてます。

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恒例のグループトーク。

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初めて会う人がほとんどですが、すぐ盛り上がります。

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長谷川さんも入っていただき、鋭い質問が飛んでました。

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長谷川さんの近著『生活を創る子どもたちを支えて』もたくさん売れていました!

以下は参加者の感想コメントです。

・長谷川先生の本を読んだことがあり、直接お話を伺いたく参加しました。
とても熱心で心優しいお人柄に感銘しました。

・細かい事例から見えてきたことを拾い上げて発信していく、長谷川先生のパワーがすごいと思いました。

・長谷川先生のご本を何冊も読んだことがあり、直接お話を伺うことができ大変良かった。

・長谷川先生の実際の活動を学ぶことができました。今後の活動のきっかけをつくることができたと思います。ありがとうございました。

・大学で児童学を中心に学んでいるが、長谷川ゼミで学ばれた学生がうらやましいと思いました。

・様々な立場で活躍されている方のお話をきいて刺激を受けました。

・興味深い話がたくさん聞けて良かったです。

・何ができるのか、考えることのきっかけになります。ありがとうございました。

・指導者養成講座の内容は大変参考になりました。

・私たちも頑張らなければと思いました。

・大変勉強になりました。

・とても刺激になりました。

・施設の子どもの養育歴が30年で抹消されてしまうのは驚きでした。

・一般の子どもと施設の子どもの統合キャンプは、お互いを理解する取り組みとして、とてもいい活動だと思います。

・今回も大変勉強になりました。

・色々な立場、立ち位置の方がコミュニケーションをとる場が本当に大切だと思いました。

・とても励みになりました。また参加させていただきます。
posted by ando-papa at 18:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | 更新情報をチェックする
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