2013年05月09日

タイガー勉強会レポート「子どもたちを守る法律を学ぼう!」

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昨日はタイガーマスク基金勉強会「リーガル・タイガーからの提言~子どもたちの権利を守り、自立を助ける法制度とは?」でした。

今回のテーマは法律。 社会的養護し下にある子どもの権利を守る・自立尾助ける法律とは?最も弱く声を挙げられないでいる子どもを守るために必要な制度とは何かについて学びました。

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まずはテーマ1「未成年後見制度の現状と課題」について。タイガー会員で司法書士の河内さんにレクチャーいただきました。

本来、親権で守られていない子どもたちを守る制度であるはずが、遺産分割協議などにおいて親権者がいないために使われている歪んだ現状。児童養護施設を出た子どもたちが親権者や後見人がいない状態で社会に出ざるを得ない現状について。

未成年者が故意・過失により生じた損害を賠償する責任が未成年後見人に生じるため「なり手の不足」が課題。そこは「保険制度」を充実させることにより、なり手の問題を解決できるのではないか、という話でした。

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続いてテーマ2「子どもの手続代理人制度と児童虐待」については、これまたタイガーの会員で弁護士の鈴木さんからレクチャー。平成25年1月1日に施行された「家事事件手続法」において「子どもの手続代理人制度」が新設。その制度の概要と児童虐待事案への活用についてお話されました。

お二人ともがおっしゃってたことで印象的だったのが「法律や制度だけが整っていても防げないことはある。そこは市民ひとりひとり、さまざまな立場の方がこうした問題に関心を持って欲しいし、そうなれば法律はさらに活きる」ということ。また法律と言えど「不備はある」ので改善・改定について「声を挙げていく」ことが重要だ、ということです。

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タイガー勉強会でおなじみのグループトーク開始。

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学んだ後のそれぞれの思いを語る。勉強だけじゃない、繋がって共感して一緒に子どもたちを守る、世界を変えていく仲間のネットワークとして繋がって行って欲しいものです。

<参加者アンケートより>
・非常に勉強になりました。

・法律の話は専門用語が多くて分かりにくいのではと思っていたが、講師のお二人の話はとても分かりやすく理解がすすみました。

・まだまだ知らないことばかりだが、行動に移すためのエネルギーとなる勉強会はとても有意義です。

・非常に分かりやすかったです。ありがとうございました。

・様々な立場の方からお話を聞いて大変勉強になりました。

・知ったことを身近な人に伝えます。小さなことからコツコツと。

・現場職員として改めて学ぶことが出来て良かった。

・自分の全然知らなかった子どもたちの実状を少し垣間見れたような気がします。

・新しい知見が得られました。ありがとうございました。

・専門家の先生方からの講義はとても勉強になりました。

・大人の話し合いを聞けて楽しかったです。(10代・男性)

・新しい法制度について理解できたと思います。

・NPOの方々の実際のお話も聞くことができて良い機会を頂きました。

・自身が関わっている児童の未成年後見の準備を始めており、課題も含め、具体的に行えることなども分かりました。

・ボランティアではできないこともありますので、助成の幅を広げることにも尽力していきたいと思いました。
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★次回、勉強会は6/20(木)に開催予定です!!

posted by ando-papa at 15:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | 更新情報をチェックする
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