昨日は東京中小企業家同友会の例会で講演しました(40分)。
社会的養護の情況、その多くの原因になっている児童虐待の現状と課題&タイガーマスク基金の取組みについて中小企業の社長さんなど40名に向けトークしました。
「知らなかった」「こういう子どもたちのために企業が何ができるか考えていきたい」「虐待は自分の家庭あるいは周囲でいつ起きてもおかしくない、とうことが分かった」などの感想をいただきました。
中小企業の社長さんにはタイガーの【募金対応型自動販売機】もPR。「設置の初期コストはかからず場所を貸してもらうだけで、児童養護施設の子どもたちを支援できます!」とアピール。設置してくれるといいなあ。
僕に続き第2部は、施設出身の若者を主に就労支援する㈱フェアスタート代表の永岡鉄平氏が「〝かわいそう〟から〝もったいない〟へ。我が社に生かす人材術」と題して講演(写真)。社長たちも採用事例などを熱心に聴いていました。支援の実践として施設出身の若者を積極雇用していって欲しいものです。
このセミナーを企画してくれたのはタイガーマスク基金のロールモデルインタビューにも出てもらっている㈱セスナ代表取締役の清水孝弘さん。清水さん(写真中)は、大阪の児童養護施設出身で現在は仕事で活躍し企業の社長に。セスナでは既にフェアスタートからの紹介で3名の施設出身者を採用しています。(清水さん、貴重な機会をありがとうございました!)
でもこのセミナーモデルはいいかもしれない。
受講者が経営者なので、施設の子どもたちの雇用支援と共にNPO法人会員へのお誘いもできるし、虐待など現代の子育てに関する課題を話す中で、企業のワークライフバランス推進、働き方の改革もアピールできる。それが子どもがいる従業員の家庭がハッピーになり(生産性もあがり)、虐待の予防になっていくわけだからね。
うん、今後はフェアスタート代表とセットで全国の同友会やJCを行脚するかな。
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