
昨日1/9は大阪ドーンセンターで、タイガーマスク勉強会in関西vol.2「暴力の連鎖をとめよう!男性主体で考えるDVと児童虐待」を開催しました。

年明け早々の平日夜にも関わらず、会場はほぼ満員。お子さん連れの方含め参加者は52名でした(男女比は50:50)


基調講演は神戸でシェルターなどを運営するNPO法人女性と子ども支援センター「ウイメンズネット・神戸」の茂木美知子さん。
DV(ドメスティック・バイオレンス)の基礎知識(DVの現状、DVの発生メカニズム、加害者の特徴、被害者の心理など)を教えていただき、夫婦間のDVが子どもの心身の発達にどんな影響を与えるのかについても、胸が痛みましたが具体的な事例を引き合いに教えていただきました。「家庭内DVを子どもが見ることが虐待にあたる」ということを初めて知った参加者の方も少なからずいたようです。

昨年から展開されているホワイトリボン・キャンペーンの話。
※ホワイトリボンとは、女性に対する暴力をなくすために、男性が主体となって取り組む世界的な運動です。いまや、世界50か国以上に取り組みが広がっています。
これも参加者の男性たちには響いていた様子で、僕が印象深かったのは、創始者の方の「ホワイトリボンキャンペーンになぜ男性が参加する必要があるのか?⇒男性は暴力に対する取り組みで、他の男性の模範となることができる」という言葉。全国の父親たちに届けたい!
第2部はパネルディスカッション。
日本メディカル福祉専門学校講師・元児童養護施設職員で前回の勉強会でも登壇いただいた田辺哲夫さんからご自身の体験や子どもたちの養護の経験から「親のDVを視ている子どもの心理状態」についてお話いただきました。会場からも「男性の生きづらさ」などの話題に関心が集まっていたように思います。
社会的養護の拡充と、子ども虐待やDVの根絶を目指すタイガーマスク基金としては、会場で事業目的を説明。「NPOに入会して一緒に活動したい!」という方も数名いましたし、関連各分野の人達ともネットワ―キングが出来て収穫大でした。

持参した「募金つきマスク」も完売。寄付も集まりました。(多謝!!)
今回も盛況のうちに終わりました関西勉強会。これに限らず、引き続き関西で勉強会や違うスタイルのセミナー等をやって関西のタイガーマスク達を増やしていきたいと思ってます!
Go West again

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