社会的養護が必要だった子ども・若者にも、将来への希望や夢がある。それを途中で諦めずにモチベーションを保つための情報を提供できないか?
そう考えて出た企画は「児童養護施設出身で現在は社会で活躍したり、普通に温かい家庭を築いている人」に会い、話を聴いて、それをコンテンツ化できないかということでした(もちろんご本人にはタイガーマスク基金の事業理念や企画趣旨を説明して承諾をもらいます)。
「ああ、自分と同じ境遇だった人でも、こうやって努力すれば仕事や生活も充実して、楽しい人生が送れるんだ」。
施設等を出た子どもや若者たちが、ロールモデルたる「先輩」のインタビュー記事を読んで、そう感じてもらえたらいいです。
で、前回の勉強会に参加いただき、「僕も何か子どもたちのために協力したい!」と申し出てくれた方が、

株式会社セスナ 代表取締役の清水孝弘さん。
清水さんのプロフィールはこちらです。

1971年生まれ、大阪府出身。小学校低学年から高校2年生まで大阪府の児童養護施設で生活。高校中退と同時に施設を退所。結婚や出産、離婚や転職など人生の岐路を何度も経験しながら、現在は株式会社セスナの代表取締役として奮闘している。児童養護施設を出た子どもや若者の雇用に関しても強い関心を持つ。
先日、江東区の会社におじゃましてお話をうかがってきましたが、この爽やかな笑顔の奥には波乱万丈の人生がありました。
児童養護施設で育ち「家族とは? 愛情とは?」と苦悩した経験を持つ清水さん。
しかし「すべての出来事は、今の自分にとってプラスになっている」とも言われました。そして「施設経験者だからこそ伝えられること」を、率直に語っていただきました。
「タイガーマスク基金 インタビュー#6 施設を出た子どもたちが頑張れる場所を提供したい 」
ぜひ、ご一読ください

インタビューにもありますが、清水さんは「自分と同じような境遇の子どもたちにもチャンスを与え、彼らが頑張れる場所を提供したい」と、自分の会社に数名の施設出身の若者をすでに採用。でも過保護にするのではなく、「自分は同じような環境で育ってきているから苦しみも理解できるけれど、場を与えられたら関係ない。仕事を通して成長して欲しい」と言います。
こんな素敵で頼りがいのあるアニキが傍にいてくれたら、彼らにとってもきっと心強く「いつか俺も社長になる!」なんて、展開になっていくのではないでしょうか?

清水さん、子どもたちをよろしくお願いします

タイガーマスク基金では、このような「ロールモデル」となる施設等や里親家庭出身の方で、お話を聴かせてくれる方を広く募集します。もし「出てもいいよ」という方がいたら、事務局( info@tigermask-fund.jp )までご連絡ください。
よろしくお願いします!!